火曜日, 9月 25, 2012

世界死刑廃止デー企画 響かせあおう 死刑廃止の声2012


<イベントのご紹介>

世界死刑廃止デー企画 響かせあおう 死刑廃止の声2012

 

10 月6日(土曜)

開場:12 30 分/開演:13

終了予定:午後5時/終了後新宿駅南口方面へのデモを予定

 

新宿・四谷区民ホール

 地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」2番出口より徒歩5分

 

当日券:1300 円/前売:1000

 

パネルディスカッション:原発を考え、死刑を考える

 神田香織/山本太郎/白石草/安田好弘

 プロフィールは下記参照

 

大道寺幸子基金:死刑囚の作品展と講評

 選考委員 池田浩士/加賀乙彦/香山リカ/川村湊

      北川フラム/坂上香/太田昌国

 

主催・連絡先

死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90

107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所気付

TEL.03-3585-2331 FAX.03-3585-2330

郵便振替口座:00180-1-80456 フォーラム90

 

死刑廃止チャンネル http://forum90.net/

 

ご案内文

 

世界死刑廃止デー

響かせあおう 死刑廃止の声2012

 

 1010日は世界死刑廃止連盟(WCADP:本部パリ)で決めた世界死刑廃止デーです。

 「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」では、記念の集会を10月6日(土曜日)に新宿区立四谷区民ホール(新宿区、定員約450名)で開催します。

 

 民主党政権下で初めて死刑執行を強行した千葉景子元法相は、もともとは死刑廃止運動に熱心に取り組んでいた方でした。8月に執行した滝実法相は「私も学生時代は死刑廃止論者だった」と執行後に述べています。この国の政治権力は、政治家の理想を実現するためにでなく、その理想を押しつぶすために行使されているかのようではありませんか。

 世論調査をすれば、死刑廃止の意見は少数であり、死刑を求める多数の声を無視できない、という政治家は少なくありません。しかし、世界中の多くの国で、世論調査の結果に追従することなく、死刑は廃止されてきました。「命」は多数決によって奪われてはならない「人権」の核心であるからです。

 

 一方で、東日本大震災以降、原子力発電の危険性が明らかになり、その即時停止、廃絶を求める民衆の声がかつてなく高まりながら、政府・業界は再稼働や原発輸出の動きに見られるように、原発に寄生・依存する社会を守ろうとしています。その姿は、私たちには死刑に寄生・依存する社会を守ろうとしている政府・法務省の姿に重なって見えます。

 こうした問題意識をもって、私たちは今年の「響かせあおう死刑廃止の声2012」を企画しました。

 

 恒例の大道寺幸子基金による死刑囚の作品展とその講評も行います。参加されたみなさんが、あらためて死刑廃止の思いを深くする集会になるよう全力で準備しています。どうぞお集まりください。

 

 

出演者プロフィール

神田香織(かんだ かおり)

講談師。福島県いわき市出身。講談サロン香織倶楽部主催。社会派講談師として「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」「フラガール物語」等を発表。2010 年やよりジャーナリスト特別賞受賞。ふくしま支援・人と文化ネットワーク理事長。著書に『花も嵐も、講釈師が語ります。』(七つ森書館)、『乱世を生き抜く語り口を持て』(インパクト出版会)がある。

 

山本太郎(やまもと たろう)

俳優。90 年『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ダンス甲子園」で芸能界入り。91 年、映画『代打教師 秋葉、真剣です!』で俳優デビュー。『光の雨』『GOで、2001年度日本映画批評家大賞助演男優賞受賞。『MOONCHILD』『ゲロッパ』『精霊流し』で03 年度ブルーリボン賞助演男優賞受賞。11 4 月、脱原発活動を宣言し、活動家へ。12 年、舞台『椿姫』出演。主演映画『EDEN』は、今秋公開予定。

 

白石草(しらいし はじめ)

放送局勤務などを経て、2001 年に非営利の独立メディアOurPlanetTVを設立。既存メディアには扱われないテーマを中心に番組を制作配信する一方、市民向けの映像ワークショップを展開している。「私たちの未来は大丈夫?子どもが考える原発と被曝」で放送ウーマン賞、「徹底検証!テレビは原発事故をどう伝えたか」でJCJ 賞を受賞。一橋大学大学院客員准教授、早稲田大学大学院ジャーナリズムコース講師。著書に「メディアをつくる~小さな声を伝えるために」(岩波ブックレット)ほか。

 

安田好弘(やすだ よしひろ)

弁護士。死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90 メンバー。著書に『死刑弁護人「生きる」という権利」(講談社文庫)がある。東海テレビ制作の映画『死刑弁護人』が全国上映中。