土曜日, 7月 18, 2015

「9・23沖縄シンポ――『沖縄の自己決定権』出版を記念して」

9・23沖縄シンポジウム企画

シンポジウム名「9・23沖縄シンポ――『沖縄の自己決定権』出版を記念して」

全体テーマ「沖縄からの問い、応答する責任――県外移設論を考える」

■狙い
 沖縄県名護市辺野古沖で、米軍普天間飛行場の代替施設として、軍港機能を加えた新しい基地の建設が進められている。沖縄県内では、昨年2月の名護市長選、11月の県知事選、12月の衆院選で、新基地建設「ノー」を公約する候補が全勝し、民意が示された。
 しかし安倍政権は、その民意を無視し、建設を強行している。
 一方で安倍政権は、集団的自衛権行使を可能とする安保法制の成立を目指している。日本が戦争に参加し、報復されるようなことが生じれば、米軍基地が集中し、自衛隊配備も強化されている沖縄が真っ先に標的にされる可能性が高い。
 こうした状況を回避しようと、沖縄では今、自己決定権の行使を求める声が高まっている。
 沖縄の命運にかかわる重大問題については、沖縄の民意を国の政策に反映させるよう求めるものだ。その主な民意の一つに、米軍普天間飛行場の「県外移設」要求がある。
 果たしてこの沖縄の声や要求に、「本土」の日本人たちはどう応答するか―。
 米軍普天間飛行場の移設問題にとどまらず、「本土」の日本人は、民主主義、平和、安全保障、米国やアジアとの関係、そして沖縄と日本の関係への歴史認識も問われている。
 琉球新報・新垣毅『沖縄の自己決定権』(高文研)出版を機に、シンポジウムでは、なぜ今、沖縄は自己決定権行使や「県外移設」を求めているのかを報告するとともに、安保法制との関わりで、「本土」日本人が沖縄の基地問題や自己決定権にどう向き合うべきかをめぐって議論を深める。

■シンポジウム内容
 新垣  毅 「沖縄が求める自己決定権とは」
 阿部浩己 「国際法から見た琉球処分」
 上原公子 「平和をつくる地方自治」
 高橋哲哉 「県外移設を考える」
 コーディネータ;前田 朗

呼びかけ人
浅野健一(同志社大学<地位係争中>)
阿部浩己(神奈川大学)
池住義憲(元立教大学)
上原公子(元国立市長)
上村英明(恵泉女学園大学)
内田雅敏(弁護士)
岡野八代(同志社大学)
奥本京子(大阪女学院大学)
菊池夏野(名古屋市立大学)
木戸衛一(大阪大学)
木村  朗(鹿児島大学)
清末愛砂(室蘭工業大学)
徐    勝(立命館大学)
高橋哲哉(東京大学)
中北龍太郎(弁護士)
新倉  修(青山学院大学)
前田  朗(東京造形大学)

■日時・場所
 9月23日(水曜日・公休日)
午後1時会場準備、午後1時半開場、2時開演
東京しごとセンター講堂(飯田橋)

参加無料

■主催
 9.23沖縄シンポ実行委員会
琉球新報社

・協賛:高文研

連絡先
9・23沖縄シンポ実行委員会
東京都八王子市宇津貫町1556
東京造形大学内・前田研究室
E-mail:maeda@zokei.ac.jp
事務局電話090-2466-5184(矢野)